カウンターパーティ(Counterparty)ってなに?
Counterpartyは、ビットコインのブロックチェーン上に構成されたプラットフォームです。
何が凄いの?
独自のコインを簡単に格安で作れてしまうこと!
そして、それをすぐさま取引可能にしてしまうこと!
しかも、セキュリティはBTC同様(つまり超強い)
これにつきます。
仮想通貨への投資がお馴染みになった当初、仮想通貨自体を作るなんてなんだかとても難しそうなことでした。それが簡単にできてしまうこのプラットフォームは画期的で皆よろこびました。企業も独自トークンを発行してみたいな、という流れになりました。
代表的なもの:PEPECASH,VACUS,ZAIF,FSCC などがあります。
独自の仮想通貨を作る方法って他にないの?
あります。
独自通貨を作る方法は主に以下のような方法があります。
- カウンターパーティによる独自通貨発行
- イーサリアムによる独自通貨発行
- wavesによる独自通貨発行
- ビットコインなどのオープンソースの仮想通貨を元に独自の仮想通貨を作る
最近よく見かけるのは、イーサリアムによる独自通貨発行のようです。
(ERC○○)と書かれたりしているのを見かけたことはないでしょうか?
例:NANJCOIN,EOS 他
これは、イーサリウムをベースに使っているということです。
イーサリウムで作る必要がないのに、高い金を払って開発会社に頼んでる会社さんは、Counterpartyなら数百円で、しかも非技術者でもトークンも発行が可能だと知ったら驚愕するでしょう。
結局、どの方法で作るのが一番いいの?
それは、どの通貨をベースにしたらいいのかを考える必要があります。
▶︎イーサリウムによる独自通貨発行
流動性が高いのがメリット。しかし独自の言語を使う必要があり導入がカウンターパーティより大変です。イーサリアム特有のメリットデメリットを享受します。
▶︎カウンターパーティによる独自通貨発行
BTCベースでセキュリティ超強く導入も簡単です。ただし流動性はイーサリウムに比べて低いです。ビットコイン特有のメリットデメリットを享受します。
この二つのブロックチェーンは目的が違うのでブロックチェーンの仕組みそのものが違います。やりたいことに沿ったチェーンを選択すべきです。
追記2018/9/22
カウンターパーティの流動性の低さをカバーする取引所(RAIZER)ができました。
これによりトークン作成のプラットフォーム戦争の風向きが変わるかもしれません。
なんでCounterpartyトークンはBTC取引できないの?
こんな質問をされることがたまにありますが、それは一番最初に述べたように「Counterpartyはビットコインのブロックチェーン上に構成されたプラットフォーム」だからです。
詳しく説明しようとすると、CounterpartyがどうやってBitcoinベースの独自の通貨を作っているか(カラードコイン)といった話をすることになると思いますが、今回は省略します。
例えば、Bitcoin列車と同じレール上に、Counterpartyトークン列車を連結して走らせているので、その前の列車と後ろの列車で何か物を渡したりしようとすると難しいみたいな感じです。(うーん、、もっと良い例えがないか…)
つまるとこ現状、技術的に難しいってことなのです。(対策案として、atomic swapという手もあるようですがCounterpartyで実現されてません。BTCもXCPもオフチェーンで購入する手段があるのでわざわざatomicswapの実装というコストを取らないようです)
追記2018/9/22
この問題をアイディアで解決した取引所(RAIZER)ができました。
まとめ
おしまい。