bitflyerやCoincheckやZaifなどの仮想通貨取引所を使っていると、
定期的にハードフォークのお知らせみたいのが来るでしょ?
うん…でも私、実はあれってなんなのかよくわかってないのよね…w
うんうん。メグちゃんみたいな人は多いと思うのよね。
ビットコインがハードフォークで騒がれた時は、ビットコインキャッシュが生まれて、タダでビットコインキャッシュが受け取れたとか聞いたよ!?
そうそう。ハードフォークすると、新しいコインができて、新しいコインをもらえるみたいに理解しちゃってる人もいるのよね。
今回は、今更聞くのは恥ずかしいけど、知らないと恥ずかしい、
そんなハードフォークについてふんわりと例をまじえて説明するよ。
ハードフォークとは?
以前、ビットコインは「電子決済システム」だと説明しましたよね。
そちらについてよくわからない人は、まずは以下の記事を読んでみてくださいね。
システムには必ず仕様(ルール)みたいなものがあります。
ハードフォークというのは簡単に言えば、システムのアップデートです。
フォークというのは英語で「分岐」という意味なので、ハードフォークが行われることを仮想通貨が分岐する、分裂すると言う人もいます。
互換性のない場合のことをハードフォークといい
互換性がある場合のことをソフトフォークといいます。
ちょっと現実世界で例えてみるね
例:ケンくんの家のお小遣いシステム
ケンくんの家のお小遣いシステムは
毎月お母さんから1000円もらう仕様でした
仕様:毎月、お母さんから 1000円をもらう
ソフトフォークする
仕様変更をして、父から毎月1000円もらうことになりました。
この場合、毎月1000円手にいれる、お金をもらうという、基本は変わりません。
仕様:毎月、お父さんから 1000円もらう
ケンくんには、妹がいました。
妹も毎月母から1000円もらっていました。
素直な妹は、新仕様をなんの問題もなく受け入れましたが
ケンくんは、父からお小遣いをもらうのが嫌でしばらく旧仕様を利用していました。
しかし、ケンくんもだんだんと父からのお小遣いをもらうことに抵抗がなくなり、新仕様を利用するようになりました。
このように、ソフトフォークの場合、
どちらかのシステムが廃れて、一方に統一する場合もあります。
ハードフォークする
仕様変更をして、毎月1kgの米をもらう仕様変更になりました。
仕様:毎月、お母さんから 1kgの米をもらう
これは、かなり大きな仕様変更です。
全く別のシステムができたとも言えます。
ケンと妹は一人暮らしをしていましたが、
ケンは、米が食べれないので、この新仕様には断固反対でした。
妹は米が好きなので、この新仕様を快く受け入れました。
このように、ハードフォークが行われた際には反感が生まれることがあります。
兄は旧仕様を採用し、妹は新仕様を採用します。
お互いが別々の仕様を利用していくことになりました。
このように、永続的な分岐(分裂)を引き起こすのがハードフォークです。
(BTCがハードフォークにより分裂してBCHができたのはこれです。【コインの分裂】)
ハードフォークの種類
ハードフォークには、いくつか種類分けができます
1. アップデートの為のハードフォーク
2. コインの分裂を引き起こすハードフォーク
3. アルトコイン生成の為のハードフォーク
どのハードフォークも分岐、分裂はしてるんだけど
旧仕様を使わなければ、ただのアップデートになり
旧仕様も新仕様も使うなら、コインの分裂と呼ばれるんだ。
例では、ソフト、ハードフォークについて、変更の度合いが違うといったような表現になってしまいましたが
厳密に両者には以下のような違いがあります。
ソフトフォーク → 仮想通貨そのものの仕様変更(例えば、BTCのsegwitの採用)
ハードフォーク → ブロックチェーン自体の仕様変更(例えば、BCHのブロックサイズの変更)
以上、ハードフォークの解説でした。
なんとなくでも、イメージは掴めたでしょうか??