2021年3月17日、NEMプロジェクトが次世代のPoS+(Proof–of-Stake+)パブリックブロックチェーンであるSymbolをローンチを発表。かつてカタパルトと呼ばれたこの次世代ブロックチェーンがついに4年の時を経て誕生した。これに伴い、取引に使用されるネイティブ通貨XYM(ジム)が誕生。
「NEMを持っているとSymbolをもらえるらしい?」というおかしな会話(もらえるのはSymbolではなくXYM)がちらほら聞こえてくるなど、暗号通貨に詳しくない人の耳に入るほどSymbolのことが大きな話題、噂のようなものとなっていた。オプトインの予定時刻とされていた時間にNEMが大量に売られるといった現象も確認でき、時間ではなくブロック高で行われることを知らない層すらもNEMに手を出したことの証明となった。
どんなきっかけであれ、自身でウォレットを持ってみたり、ハーベストをしてみたりと、徐々に自然とブロックチェーンに触れていくのは良いことのように思う。(情報格差は広がり続けるが
肝心のプロジェクトは予定日に間に合わないなどNEMらしさが見られたが、二日後に無事ローンチとなった。ローンチと合わせて、Symbolのv1.0.0ウォレット(デスクトップ版)もリリース。
NEMプロジェクトは、今後は現行チェーンと新チェーン2つのブロックチェーンで構成される。6年前に開発されダウンタイム、セキュリティ侵害、資産の損失が今まで一度もないNEM (NIS1 / ニスワン)とSymbolが並行して運営されるようだ。