ペグやステーブルについては、基礎知識「初級編」で以前、お話しましたね。
まずペグ???ステーブル???っていう人は、下の記事をまず読んで見てください。
簡単に説明するとステーブルコインとは、価格変動が少ない安定しているコインのこと。
その中の例として出てきた仮想通貨担保型のステーブルコイン「DAI」。
最近、何かと耳にする機会が多くなってきたので軽く調べていくよ。
スペック
ティッカーシンボル | DAI |
発行上限 | 1億※ |
公式サイト | https://makerdao.com/en/ |
https://twitter.com/MakerDAO | |
ブログ | https://blog.makerdao.com/ja/ |
取り扱い取引所 | MakerDAO リポジトリ上の市場リスト |
ホワイトペーパー | WP |
※2019/11/8 総発行量1億達成
概要
DAIとはEthereumブロックチェーン上で動くステーブルコインです。
ドルとペグしている通貨で、1ドルが1DAIにステーブルされています。
ドルペグでもっとも有名なものにティザー社のUSDTというものがありますが、USDTの場合は法定通貨を担保にしておりティザー社には色々な疑惑も持ち上がっていました。(テザー問題/疑惑)
DAIはUSDTと同じドルペグでありながらも、USDTとはそのステーブル方法が異なります。
DAIの新しい仕組みでは、ティザー社に向けられたような問題(疑惑)は起きず、より分散型でスマートコントラクトが応用された新しい価格の担保の仕組みが注目されています。
※この新しい仕組みについては「上級編」でお話できたらと思います。
構想
MakerDAOと呼ばれるイーサリアムブロックチェーン上のオープンソースプロジェクトであり、自立型分散組織で設立は2014年です。DAIはMakerDAOによって開発・管理されています。
MakerDAOプロジェクトの「Makerプロトコル」(DAIを支える仕組み)の未来として「普及率の増加および完全な分散化」とホワイトペーパーには書かれており、プロジェクトのトップページには「A better money = より優れたお金」と掲げられています。
“新しいお金”の座を取る気満々ですね。
[追記:2019.6.26]
同じように”新しいお金”を仕切りたいと考えたFacebookが満を持して?「Libra計画を発表」
どこも新しいお金の仕組みを牛耳る座を虎視眈々と狙っているわけですがMakerDAOの方がプロジェクトとしては一回りも二回りも先にいっている感じはありますね。
編集部よりヒトコト
色々なステーブルコインはあるけど「Dai」はそのステーブルのさせ方が斬新で凄い!