先日、ご紹介したAvacus第二回対応通貨投票で数あるライバル通貨を抑えて優勝した「XPC」
今回はそのXPC-JP協会代表理事のmiyarbucksさんにインタビューを実施しました。
激動のAvacus選挙の舞台裏について探って行きたいと思います。
戦いは候補発表前から…
第二回のAvacus選挙は、票がトークン化されるとのことで、なかなかえぐい戦いになるのではないかと予想していた編集長は、Avacusの長である、まつかぶおうどんさんが、色々なコミュニティに招待されて、Avacusの説明をしているところを積極的に覗き見していました…。候補選定の時点で、すでに戦いは始まっていたように思います…。
選挙戦の攻防
投票開始 「XPCがスタートダッシュ」
XPC24票 vs NANJ6票 vs NEM1票
XPCがまずはリード!! NANJがそれを追う展開。
残り202ブロック 「沈黙のETH動き出す」
XPC93票 vs ETH27票
ここまで沈黙を続けていたETHがじわじわと票を伸ばし始める。
どこかで行われた前評判の事前アンケートではETH圧勝だったので、ETHが伸びてくるのは想定内であった。
残り23ブロック 「ETHの猛攻」
XPC108票 vs ETH107票
このままXPCが逃げ切りの雰囲気が流れていた中、まさかのETHに大量票投入で1票差にまで追い上げ。
これには、miyarbucksさんもまさかの様子…
何故か急激な追い上げくらって残り1票差になってしまいました。
残り約4時間、是非ともまだ票をお持ちの方はXPCにご協力お願いします!
なんとしても勝ちたいんや!!#AVACUS #XPC $XPC pic.twitter.com/sQX9CfUsOv— MIYARBUCKS (@miyarbucks) 2018年7月29日
残り6ブロック 「ETHの逆転」
XPC135票 vs ETH174票
ETHまさかの驚異の追い抜き。圧倒的追い抜き。
「ぎゃーーーーーー!抜かれたぁぁぁあぁ」「やられたー」「ETHのバカヤロー」
XPCコミュ内は絶叫に包まれた。
残り3ブロック 「XPC再び首位 – miyarbucks砲炸裂」
XPC231票 vs ETH178票
miyarbucksさんが大量の票を投入、XPCが再び首位に。
「XPC逆転!!!!!!!」「やっぱりヒーローが現れた」「はよ時間過ぎろ〜」
XPCコミュは歓喜に包まれたが、選挙が終わるまでまさに予断をするさない状況に息を飲む展開。
投票終了
XPC284票 vs ETH264票
見事XPCが勝利!!最後の最後までかなりの接戦となった。
接戦を制したXPC、miyarbucksさんに選挙後インタビューをさせていただきました。
次回こそ1位を狙っている他のコミュニティの皆様も、今回選挙戦をエンタメ的に楽しんだ皆様も必読です♪♪
miyarbucksさんインタビュー
そもそもAVACUSについては、どのように知ったのですか?
Avacusを知ったキッカケは、Avacusのdiscordサーバー管理人のUfeiさんにご紹介頂きました。
Ufeiさんから、XP時代の僕らのコミュニティでAvacusの事を教えて頂きました。 その後もAvacusが色々とニュース出る度に逐一教えて頂いて、まつかぶさんにも僕らの事をご紹介頂きました。 それがキッカケでまつかぶさんに僕らの事を知ってもらい投票リストに加えて頂くキッカケに繋がったと思っています。
そういった経緯の中で、最初にAvacusの存在を教えてもらった時に一度自分でも使ってみようと思い、色々と質問させて頂いたんです。
Avacusの採用通貨になる事のメリットをぜひ教えてください
それはもう第一に言えるのはamazonで商品を買える、それも割引価格でっていう事ですよね。
まだまだ仮想通貨が現実世界で通貨として実際に使えるケースって言うのは非常に限られています。
決済に使える場所も限定されているし、○○の通貨に限るという事の方が多いです。
そんな中であれだけの商品数を扱うamazonで使えるっていう事は素晴らしいと思います。
ただ個人的にはJPYで仮想通貨を入手出来るという事が一番のメリットではないでしょうか?
これから数年スパンで見れば、もっとたくさんの人が仮想通貨に参入してくると思います。
ですがほとんどの通貨は海外の取引所でしか取り扱いがありません。
しかも初心者には難しい板取引で売買しなければなりません。
コインチェックがあれだけ圧倒的な利益を上げていた事からも明らかな様に、 「どれだけ手軽に売買出来るか」というのは新規の方を引き込むのに非常に大事な事です。
取引所と違いユーザ同士の相対取引なのでJPYで直接その時点のレートで入手出来るという手軽さは大きいです。
しかもクレジットカードが使えるというのは日本の取引所では現在は出来ませんよね。
XPCはこれから今まで仮想通貨に触れたことのない新たな属性の人たちに対してどんどんとアプローチをかけていきます。 その展望にAvacus決済採用はこれ以上ないメリットだと考えています。
色んなコミュニティを覗いていて、Avacusのサービスへの理解や、対応されるメリットをコミュニティのみんなが理解する、理解させるってのがまず大変そうだなと感じたのですが、そのあたりはどのように感じていましたか?
おっしゃる通りで、スタートの段階で確かに理解してもらう部分が少し難しさを感じました。
今まで仮想通貨に触れてきた人でも、Avacusの使い方は少し違った形ですしね。
単純に買う、売るという事ではないけど実質はそれとイコールであるというのを伝えるのは難しかったです。
そこに関してはやはり先行して利用している人がいかに便利かという事を説明して興味を持ってもらい、実際に利用しようと行動してもらった時に都度分からないところを説明してあげて「実際に成約」させる体験をしてもらうと一気に理解が進んだかなと感じています。
ありがたい事にウチのコミュニティには理解力の高い人が多く、そういった方にまず率先して利用してもらう事でその人たちがさらに興味を持ってくれた人たちに親切に質疑応答してくれる流れが出来ました。
今回投票対象になった通貨のコミュニティの中でもAvacusユーザーが一番多いのがXPCなのではないかと個人的に感じています。
どんなものでもそうですが、「利用方法やまとめ」みたいなものが用意されていたとしても、そのまとめを作っている人がある程度のリテラシーがある事が前提になっていて、完全な初心者がつまづくであろう点に気付きにくいと思うんです。 そういったケースバイケースの疑問に迅速に対応できるコミュニティであったことがユーザー増に繋がったと思っています。
ズバリ勝利の秘訣は?
勝利に繋がったと感じる部分は2点ありまして
まず1点目はこれも先ほどの回答と被る部分ですが、コミュニティ内でAvacusユーザーをたくさん誕生させる事が出来た事。
これは単純に票数にも直結する事以上に、元々のVACUSホルダーの人たちにとって「熱量のある新規ユーザーがたくさん誕生する通貨コミュニティ」として捉えてもらえた事でXPCコミュニティ外からの票数に繋がったと思っています。
2点目は、 選挙に勝つための戦略ですね。
今回の投票が発表された段階からずっと勝つ為にどうするべきかという事を考えてきました。
ツイッターでAVACUSやVACUSというキーワードから色々と検索もしましたし、投票権が売買可能であるというルール変更も踏まえてあらゆるパターンを想定して選挙に臨みました。
選挙が始まる前から、僕自身の投票は締切のギリギリ直前にしようと考えていました。
あとは始まってからのVOTE.2の売買の板の状況も常に見ていましたね。
投票始まってすぐにXPCがリードを広げる展開だったんですが、VOTE.2をで100票買い注文入れてる人がいるのに気づいて、この人に100票買われたらマズイなと思ったのでバレないように上から買いを被せました。
結果その人は74票ほどを確保したんですが、僕は92票確保しました。
その段階ではその74票がどういう意図なのか分からなかったのですが(もしかすると次回投票の為にVOTE.3にするのかなとも思いながら)、しかし最終日に一気にETHにその票が投票されたんですね。
この段階で僕の92票を投じてしまうと相手方にさらにVOTE.2を買い増しされる恐れがあったのでギリギリの残り3ブロックになってから投票しました。
事前のリサーチでETHを勝たせたい勢力がいるなということは把握していたのであの展開自体は想定通りの展開でした。
長くなりましたが、これが選挙中の裏舞台一部始終です笑
まあでもやはり最後の最後はXPCを応援してくれていた皆さんの投票の積み重ねが今回の勝利に繋がったと思います。 正直あれだけのスタートダッシュでリードを奪う展開は予想してませんでした。
ETHに勝ったっていうのも、大きな意味を持つように感じますがいかがですか?
うーん、、、 正直個人的にはETHが勝っていてもAvacus自体は盛り上がらなかったんじゃないかなと思っています。こういう言い方すると語弊がありますが笑
メジャー中のメジャー通貨ではありますがETHを使って商品を買うっていうイメージがあんまり湧かないんですよね。
ETHを手に入れたいって人は多いのでしょうけど使いたい人があんまりいなければショッパーとバイヤーの需給が成立しないので。
BCHも投票で勝って採用されましたが、現状はそこまで盛り上がっていないですよね?
そう考えるとXEMとかMONAの方がAvacusを盛り上げてくれるんじゃないかなと思っています。
今回は単純にETHを勝たせたい一部のグループの人たちがいたからETHとの一騎打ちを制した様な図になっていますがこの勢力が他の通貨に入れて入ればETHの票数はそこまで伸びなかったのではないかと思います。
なので選挙特有のゲーム性による事情でETHに勝利したというだけなのでETHという偉大な通貨に勝ったという意識はないというのが本音です。
Avacus民の方々が自分たちのサービスにおける特性を理解した上で、どういった通貨を採用すれば自分たちにメリットがあるかという事をよく分かっているからこその結果だったのではないかと僕個人としては感じています。
XPCコミュニティの持ち票数だけではあそこまで伸びなかったはずなので、元々のAvacus民の方々の票数も一定数頂けた事は非常に嬉しく思いますし、その分ETHに勝たせて頂いたお礼をしっかりAvacusを盛り上げて返したいと思います
夏には上場の目処とのことで、断言できることは少ないかと思いますが、まだ発行されていない通貨という部分に関して多少不安に感じている人もいるかと思いますので話せることあればメッセージお願いします
そうですね。
なかなかホントに公に出来る事があまりないのでなんとも言いにくいのですが、おっしゃる通り通貨自体がまだ発行されていないこの状態で「Avacus × XPC」の様な感じで「◯◯ × XPC」というものをもっと出していきます。
仮想通貨関連の業種以外とも様々なコラボを進めて、仮想通貨の新たなユースケースをXPCがキッカケになって切り開いていければと考えています。
選挙を通してXPCを最近知った人などに向けてメッセージをお願いします!
最近XPCを知った人に向けたメッセージですが、XPCに触れる皆さんと共に作り上げていきたいと考えています。
Avacusもそうですが、もともとのAvacus民の方たちと一緒にこれからAvacusを更に盛り上げる取り組みとかをしていけたらなぁと考えています。
今後更に色々なところと関わる様になっていけばもっと様々な「一緒に盛り上げていこう」が出てくると思います。
皆さんにフレンドリーな通貨という事がXPCの特色かと思いますので是非興味を持って手に入れて使ってみてもらいたいなと思います。
まとめ
戦略うずまくAvacus総選挙を制したXPC。
ETHというメジャー中のメジャー通貨という大敵をコミュニティパワーが倒すというストーリーがとてもキャッチーだったのでそのあたりに関しての質問をしましたが、なんとも謙虚で冷静な分析をされていたことに驚きました。
miyarbucksさんが本音で語ってくれたので私も本音を言うと、
大変に失礼ながら私は「XPC」の存在を知りませんでしたし、
前回のBCHの勝利したことを踏まえるとETH一択ってレベルでETHが勝つのかなと少し思っていました。
そのことがAvacusユーザーにとって良いことなのかどうかをずっと考えていましたし選挙前からずっと問いかけていました。
・還元で欲しいコインを選ぶのか?(資産価値が高いが使われない可能性がある)
・実際に利用されて還元が期待されるコインを選ぶのがいいのか?
使われる可能性の大きさと、通貨自体の価値の大きさを常に天秤にかけて悩んでいました。
投票すべき通貨は、そうして選ばれるべきだと思っていました。
現在のBCHの取引状況をみて、BCH界隈の人はまだまだサービスへの理解が薄いのを感じていたので
私はどちらかというと今回は後者の実際に利用してくれるかどうかということをポイントに投票先選びました。
どの通貨コミュニティにも属さないAvacusのユーザーさんも私と同じように悩んだ末に、
巨大な通貨に小さな通貨(しかもまだ生まれてない)が勝つというドラマが生まれたのかなと思います。
miyarbucksさんのコメントの端々には、”みんな”で作り上げていきたいという想いが感じられました。
こういうところもAvacusのユーザーさんの票の獲得につながったのかもしれませんね。
XPCはホワイトペーパーも公開され、今後のグローバルな展開がまさに海外展開を進めているAvacusとはとても相性が良さそうで今からワクワクします。
次回こそ1位を狙っている他のコミュニティの皆様も、今回選挙戦をエンタメ的に楽しんだ皆様も、楽しんでいただける内容になったでしょうか?
以上です
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