スニーカーやスポーツウェアなどスポーツ関連を扱う世界的企業のNikeが、Ethereumブロックチェーン上でスニーカーをトークン化する特許を取得した。参考: 米国特許商標局 12月10日
特許内容は、販売する靴に対して発行される暗号化デジタルトークンにより、物理的な靴の認証と取引に利用できる所有権を持つことが可能になる方法とその使い方(ゲームアイディアやデザインの使用許諾機能なども含まれる)。
特許概要
人気のスニーカーなど一部の靴に対して、EthereumブロックチェーンのERC-721またはERC-1155でトークンIDを発行しひも付けを行う。靴の購入者は、所有者IDとトークンIDをリンクさせることで、靴の所有権を取得することができる。それにより購入した靴がナイキ製品であることを証明することが可能になるという。
この特許技術を使ったスニーカーを総称して「CryptoKicks」と呼んでいる。NIKEは、2019年4月に「Cryptokicks(クリプトキックス)」という商標登録を申請していた。
トークン化の目的
・購入した靴がナイキ製品である真正性を証明
・人気スニーカーの偽物の流通を防ぐ
・在庫数の取得が可能で生産数を決めやすくなる
靴をブロックチェーンで管理する取り組みは靴業界ではおそらく初めてのこと。
ゲームなどに応用する話も出ていて、その発想は靴に限らずその他業界も注目するようなものになっている。
今後どのような展開をしていくのかとても楽しみである。