ホワイトペーパーだけは立派で何も生み出さないプロジェクトが9割という中、
ふざけたホワイトペーパーから、ちゃんとしたプロダクトをリリースし、
今もなお着々とアップデートを繰り返しているサービス「Avacus」
その「Avacus」が新機能「AvacusAsk」をリリースさせた。(2018年10月)
AvacusAskとは、仮想通貨を使ったクラウドソーシングサービスです。
クラウドソーシングって?
クラウドソーシングっていうのは、ネット上で依頼主と請負人とマッチングするサービスのことで、全然知らない人にお仕事を頼んだり、仕事を受けたりできるサービスのことです。
個人間でそれをやろうとすると、仕事をしたのに報酬が支払われないとか、そういったトラブルがあるけど、それをサービスが仲介することで実現させています。また本来ならば、自分で営業をかけたりすることも必要だったのに、ネット上の全然知らない人と仕事を受注、受託しあえることって仕事の幅が広がりますよね。
参考: AvacusHistory -AVACUS ASK 〜仕事の対価は通貨を選べる時代へ
既存クラウドソーシングサービス
以下のようなサービスのことを耳にしたり、実際に使ってみた人もいるのではないでしょうか?
こちらのサービスはすべて円で報酬が支払われます。
サイト名 | 利用手数料 | 振込手数料 | 支払い通貨 |
クラウドワークス | 5-20% | 100円or500円 | 円 |
ランサーズ | 5-20% | 100円or500円 | 円 |
ココナラ | 販売の30% | – | 円 |
minne | 販売の10.8% | 172円 | 円 |
※クラウドソーシングの闇
このクラウドソーシングサービスによって、クリエイティブが搾取されたり安売りを急増させてしまったり、WELQの問題などが起きたという闇もあります。(このあたりの実体験についての特集はまたの機会に)
AvacusAskではオファーを作成する際に、値段を入力する項目がありません。
安売り競争が起きないようにわざとこのようになっていると推測しています。(※あくまで推測です)
Askの特徴
「これ、別に仮想通貨じゃなくても出来るよね?」
と言う人がいました。AvacusAskとその他のクラウドソーシングサービスとの根本的な違いがあります。そのあたりが理解できるようにAvacusAskの特徴について解説したいと思います。
- 手数料が安い ※これは仮想通貨だからこそ出来る
- 利用に必要なのはメールアドレスのみ
- 自由度が高く、仕事の幅が広い
- 払い出しをせずに報酬をそのまま買い物に使うことも可能 ※これはAvacusだから出来る
1. 手数料が安い
ちょっとしたお仕事をするのに、手数料が高すぎて儲けが全然でないとかじゃ、どうしようもないですもんね。
手数料ってのは安ければ安いほど嬉しいものです。
AvacusAskの手数料は、わずか5%。
他のクラウドソーシングサービスと比べても安いです。業界で最安かもしれません。
なぜ手数料を安くできるのかというのは、ブロックチェーン使ったサービスだからこそ出来るのです!
2. 利用に必要なのはメアドのみ
従来のクラウドサービスは、自分の情報を申請したりすることが必要です。(登録自体には不要なのですが、結局本人確認作業をしないと受けられる仕事が少ないです)
それに比べてAvacusAskは、Avacusに登録してあれば、誰でも利用できます。
Avacusへの登録に必要なのは、メアドのみです。
▶︎ブラウザ版
▶︎【アプリ版】Apple store
▶︎【アプリ版】Google play
3. 自由度が高く、仕事の幅が広い
仕事のオファー作成があえてゆるく作られていいます。
「カテゴリー」「タイトル」「本文」を書き込むのみです。
「納期」「報酬額」「希望スキル」など詳細を書く欄はありません。
それにより、ユーザーはかなり自由に、独自の仕事を作り出しています。
企業が出している真面目な依頼もある中、個人が考え出した様々なお仕事が爆誕しています。
例)
「1人でディズニーシー行きたいけど行けない方の背中を押します」
「バリ島のお土産買ってきます」
「家の掃除をお願いします」
「私の10分売ります」
「ヘアカットをお願いします」
「レアカード売ってください」
などなど…
参考)Askオファー
本当にアイディア次第でお仕事の形は無限大だと思い知らされました。
今まで仕事というと専門的な知識や技術が必要だと思い込んでいた人も、こんなことも仕事になるかも!?と、自ら考え、仕事を作る、クリエイティブな動きが生まれていることも、また素晴らしい動きだなと感じました。
そして、自分のやりたいことで稼ぐ人が誕生しています。
4. 払い出しをせずに報酬をそのまま買い物に使うことも可能
これはとくに、Askを一度でも実際に体験した人は、気づいたと思います。
Askで稼いだ仮想通貨でそのまま買い物が出来ます(しかも割引価格で)。これはAvacus自体が割引してAmazonで買い物をできるサービスだからです。これによって、Avacusというサービス内で経済が回っている感覚が味わえたと思います。
少し余談になりますが
とある通貨がAvacusに採用された時に、その通貨のホルダーの方から「出金手数料はいくらですか?」と質問されたことがありましたが、私にとって、それはとても奇妙な質問に感じました。
なぜならば、Avacusが2017年12月にリリースされて以来、Avacusをずっと使っていますが、最初にVACUSをAvacusウォレットに振り込んでから今まで一度も「出金」をしたことがないからです。
安値の際にバイヤーをしてVACUSを補充して、そのVACUSで割引で買い物をする。バイヤーの際に円を使ってはいたのですが、Askが始まってからはAskでVACUSを獲得できるので、円すらも介在することなくVACUSで生活が完結してしまっているのです。
これは、とても画期的なことでした。
参考)体験者の声
AvacusAsk利用通貨
* BTC
* VACUS
* BCH
* MACROSS.7-READING-02(現在廃止)
* XPC(現在廃止)
* NANJ(現在廃止)
* FUH(2020/1/20 追加)
* DAI(2020/5/4 追加)
まとめ
ユーザーがクリエイティブに色んな仕事を生み出し、知らない人どうしが仕事をして、お互いを助けたりする、この未来は本当に素晴らしい。
編集部ではウェブ制作などの仕事を実際にAskで請負しましたが、お仕事完了までスムーズに実行できました。具体的な使い方についてはまた別記事にしたいと思います。
自由度が高い分、個人間で色々と決めごとをしなければならない部分が注意すべき点にはなると思いますが、それすらも助けるお仕事があっても面白いかもしれないですね。
仕事の概念すら変えてしまうAvacusAskに今後も注目です