先日お会いしたとある会社の社長さんが
開口一番に「ブロックチェーンってなんだか胡散臭いんですよねぇ」とおっしゃっていました。
「なんか、私たち会社はAIを取り入れてイノベーティブなことしてますとか、自慢げに言ってる会社のやってること詳しくみてみるとそれ全然AI関係ないじゃん、みたいな、なんでもかんでもAIって言っておけばいい、みたいな感じと、同じ匂いがするんですよねぇ」と。
その感覚はある意味正しい。
AIが流行れば、AI、AIと言い出して
クラウドが流行れば、なんでもかんでもクラウドという単語をつけてみたり。
世の中はそういうのが多いですよね。
いくらブロックチェーンが画期的な技術だと言われたところで、
実際どう画期的なのか、それがどう社会に影響を与えるのか、
この技術をどう進化させていくのか、
そこをまじめに考えてもいない人たちが、
ブロックチェーンすごい!!みたいなところだけを、この紋所が目に入らぬかぁー的に使っているところを目撃してしまうと、
途端に、ブロックチェーン凄いってただ言うだけの胡散臭い宗教のように見えてしまいますよね。
そういう人たちが進歩の邪魔にならないことを祈ります。
ブロックチェーン技術って、実はけっこう前からある国では政府のシステムとして使われていたりするんです。
技術的にも絶賛進化の真っ最中で、技術の最前線はそんな雑音もおかまいなしにどんどんと進んでいます。
残念なことに、仮想通貨は投機的な理由でもてはやされてしまいましたが、実はこれからがどんどん楽しみな技術だったりするんですよね。
変に偏ったビットコイン、ブロックチェーン信者になることなく、今後もフラットに技術を見つめていきたいと思いました。