「ジョセフ・P・ケネディ」
この人は、第35代大統領のジョン・F・ケネディのお父さんです。
ハーバード大学を卒業したジョセフは、抜群の投資センスで巨万の富を築いのですが、
このジョセフにまつわる有名なお話があります。
ジョセフはよく路上で少年に靴を磨いてもらっていました。
ある日、ジョセフがいつものように靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていると、
靴磨きの少年がジョセフに言いました。
「おじさん!今、株を買うとすごく儲かるらしいよ!僕も買うつもりなんだ。おじさんも買った方がいいよ」
それを聞いたジョセフは、その日のうちに持っていた株式を全て売却しました。
そして、その後、世界恐慌が訪れました。
ジョセフは、世界恐慌の影響を逃れることができました。
これは「靴磨きの少年」という有名なお話です。
本来なら投資を絶対しない人が投資を勧めてくるような時は、バブルの天井を暗示しているという教訓です。
この教訓は、仮想通貨にも言えるのでしょうか?
ビットコインが200万円になった頃、
テレビやメディアでも「ビットコイン」という単語が飛び交い、
主婦や学生のような今まで投資をしたことがない人たちも「ビットコイン」という単語を知り、投資に興味を持ち始めました。
そしてビットコインの価格が下がればニュースで「ビットコイン暴落」といった報道をされるようにもなっていました。「仮想通貨バブルが終わった」みたいに表現する人もいました。
私の知り合いのエンジニアですら、ビットコインの価格が下がり、
ビットコインが暴落した頃「ビットコインは終わった」と言いました。
教訓が当てはまっているようにも感じますが、
しかし、そもそも「仮想通貨のバブル」ってなんなのでしょう?
私はそもそも仮想通貨は、まだまだ始まってもいないと思っています。
知り合いが「仮想通貨が終わった」と言った時、残念に思ったのと同時に、まだまだ仮想通貨はこれからだなとわくわくしました。
エンジニアという職種の人は、仮想通貨(暗号通貨)について、ある程度詳しいと思っていたので
その知り合いがビットコインが何なのかよくわからず投資してたということがわかり残念に思ったと同時に、
インターネット以降の革命と言われている「ブロックチェーン技術」について、エンジニアですら感度が低い人がいるというのは、まだまだその可能性についてピンときてない人がたくさんいるということです。
そしてその可能性にピンときているたちが、ビジネスチャンスを掴むと思うと、わくわくしたのです。
2018年の長者番付で、マイクロソフトのビルゲイツを抜き
ついに米アマゾンCEOのジェフ・ベゾスが初めて1位になりました。
この写真の頃、Amazonがこれほどまでに巨大な企業になることを想像できた人はいたでしょうか。
インターネットができた時、世界中の人と繋がることの何がすごいのか、誰もその未来を想像できませんでした。それと同じようなことが今起きています。今、起きている革命の序章を感じつつ、それによって出来る新しい未来を想像することが楽しくてなりません。
靴磨きの少年の話からわかるように、私たちがが普段耳にする情報は、自分の耳に入る時にはすでに少し遅れた情報だと言えます。
とくに技術革新が激しい分野においては、それが顕著です。
それらのことを理解して、この情報社会と付き合っていかなければなりません。
でもそれは、少し先の未来を見つける、とてもわくわくする体験です。
今想像できない、夢のようなことが未来には待っています。